地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

言いかえるチカラ。

最近も、やはりぼちぼち子供の登校しぶりがあり、毎朝ドキドキハラハラしながらすったもんだしています。

 

行くときはいくんですよね~すんなりと。

行かない時はなかなかの地獄・・・

 

でも、行ってる時の方が、まだ多いので、頑張ってはいると思います。

 

しかし、毎日の送迎が、辛いときもあります。

いつになったら、自力でいくようになるかな、とか。

中学校はちゃんと一人でいってくれるのかな、とか。

(まだ5年先ですけどね(^^;) )

送迎がおわると、ほっとして、そういうことを延々と考え込んで沈んでしまう。

まあでも、仕方ないんですよね。

今の娘には、「学校に行く」だけで精一杯。

長距離あるくなんて、まだまだ無理そう。

(荷物はどんどん重くなるし。毎日持ち帰るタブレット端末が重すぎる( ;∀;) )

送迎してでも、行ってるだけえらいではないか。

 

最近の私は、そんなストレスと冬の天候不良もあってか、ちょっと鬱っぽさも出てきていて。

体に異変がおきて寝込むことも。

産後鬱の時のくるしさが頭をよぎり。

これはまずいと思って、意識して「言いかえ」を頭の中でするようにしています。

 

例えば。

「毎日の送迎が大変!」

→「でも子供がもしいなかったら、私インドア派だし在宅ワーカーだからひきこもりになるでしょ(笑)送迎あるくらいが外に出るキッカケになっていいのでは!?」

 

という感じ。

 

娘の担任の先生が、この「言いかえる力=言いかえ力」がすごいんですよね。

「手伝わないと○○をやれないです」と私が連絡帳に書くと「ちょっと手伝えばちゃんとやるなんて、すごいじゃないですか☆」と。

全部そういう感じで、親子の悩みを吹き飛ばしてくださるというか。

これはありがたいですね。

 

それを見習って、私もできるだけ言いかえをしています。

 

「なかなか着替えない」→何度か言えば着替えるんだからえらい!

「ご飯を集中して食べられない」→集中が散りながらも食べられてえらい!

「体育を嫌がる」→適当にやってやりすごすのではなく、本気で毎回やってるからかも。やらなきゃいけないという気持ちがあってえらい!

「字が汚い」→汚くても、ちゃんと漢字の宿題やっててえらい!

 

こんな感じ。

結構無理やりだったり、超過保護な言いかえになってます(笑)。

 

でも、いいと思うんですよね。

子ども達は学校で、かなりこまごまと厳しいルールの中で、膨大なタスクをしてきているし、叱られることも多いと思うんです。

だから、家でもできないことを数え上げて指摘して、親がためいきばかりついていたら、生きるのが嫌になってしまう。

 

たぶん、「怒っている現象」は一つでも、どう見るかによって、いろんな見え方があると思うので。

「これはちゃんとこうしてほしいけど、この点はすごいよねぇ!」って見てあげることは、大事だと思うんです。

なにより、親の心を守ることになる。

 

発達障害の子の親って、普通のお子さんの親御さんより、先生に気を使ったり、耳の痛い助言を聞いたり、他人に謝ることがものすごい多いです。

そのまま、「私達がわるいんだ」みたいな、自責感でいっぱいになってしまうと、鬱とか虚無感とか、不眠とかになりやすい。

だから、「そうかもしれないけどここはできてるもんね!」「こういうところは、この子のいいところだし、私も子育てがんばってきた甲斐があるよね!」みたいに、自分で自分たちをほめてあげることって、心を健康に生きていくうえで必須です。

 

だって、他に誰が積極的にほめてくれます??

褒めてくれる人なんて、なかなか出てこないですから(笑)。

 

特に、小学校に就学してからは、親を励ましたり勇気づけてくれる存在って、激減します。

保育園幼稚園や、療育施設に行けている未就学児時代は、結構親が相談したりフォローされる部分もありました。

しかし、小学校入学と同時に児童発達支援施設は卒業し、医療的な機関や相談支援機関にかかれる機会も失われる場合が多いです。

「なにかあったら受診して」みたいな。

 

放課後デイサービスを利用できれば、親が相談できることもあるのかもしれないけど、うちの地域では重度や不登校でなければ定員の関係で入れません。

 

支援級の先生や、発達支援のコーディネーターの先生しか頼れませんが、なかなか相談することも気が引けるし、褒められることはあまりないです。

(先生から「これどう対応しましょうかね」と困られることはある( ´∀` ) )

うちの担任の先生は褒め上手な方ですが、それでも他のお子様のことでも手いっぱいですし、親をフォローする暇なんて通常ないですよね(あたりまえ)。

子どもがなにかしでかした時にしか、話を直接できないイメージ。

 

夫も、自分の仕事のぐちはきいてほしくても、私の子育てのがんばりなんてあえてほめてはくれません(^^;)

 

なので、自分で「できてない」→「これはできてる!」に言いかえて、自分達親子を誉めていく「言いかえ力」を鍛えていきたいところです。

 

むかしアニメで見た「ポリアンナ」(パレアナともいう?)という女の子の、「よかったさがし=幸せ探し」を見習って。

辛い状況でも、幸せだと思えることや、よかったことを探していく。

それで幸せをつかんでいく。

www.nippon-animation.co.jp

 

あれを、見習っていきたいところです。

 

私は子どもに障害があってよかった、なんて思ったことはないです。

できるなら、凸凹の少ない状態で産んであげたかった。

だから「障がいがあってヨカッタ」なんて思えません。

それでも、「この子のおかげで、今まで知らなかったことを知れた」「この子を褒めるように気を付けたおかげで、他人の良い所を伝えてあげられるようになった」「この子を育てながら仕事するために、在宅ライターという仕事に出逢えた」とは思う。

 

「障害はない方がよかったけど、障害があっても、この子に出逢えてよかった」と言いかえることができます。

 

そう思えるような、すてきな子が生まれてきてくれて、「よかった」です。

 

これからも、言いかえ力を親子で鍛えていきたいと思います!