私は若い頃から、8時間労働×週5日稼働、が難しい人でした。
とはいっても、普通の人も、8時間労働はキツイと思っているでしょう。
なにも私が特別ではないと思います。
しかし、私の場合、8時間労働が4日続くと、出勤が難しいくらい疲労してしまうんです。朝起きれないというか、慢性疲労みたいになってしまう。
がんばって出社するけど、朝から満身創痍。体がだるくてだるくてたまらない。
仕事の能率もめちゃくちゃわるく。
ちゃんと夜寝てるんですけど、それでもそうなってしまうんですね。
おそらく夜の睡眠だけでは、疲労がとれないんでしょう。
それで、若い頃は社会人として自己管理のため、週半ばに休みをとることにしていました。
幸い、平日休みがある(土曜出勤があるため)会社だったので、これが可能でした。
水曜か木曜あたりで休みを取れれば、わりとスムーズに一週間ベストな状態で働けるんです。
転職してからも、有給などを使いながら、できるだけ週半ばに休めることをキープして。
そのかわり、休む日に迷惑をかけないよう、万全の下準備をしたうえで休んでました。
これをしないと、休みなしで働き続けると必ずと言っていいほど熱を出すんですよね。
だから、同僚もなんとなく理解してくれて。
同僚も別の日に休みを取るってことで、OKしてもらってました。
なぜこんなに疲れるんでしょうか。
これHSPあるあるだと知ったのは最近のことです。
HSPの人は、そもそも8時間労働が体力的に持たないって人が、結構いるようで。
たぶん気遣いとか周りの音で疲れちゃうとか、そういうのが影響しているのかも。
普通の人は遊びに行っちゃう休日だって、HSPの人の場合は「泥のように家で眠る」「家で静かに過ごす」ことが多いのも、納得。
私の体感でいうと、仕事を効率的にできる限界は、4時間ですかね。
5時間勤務なら、週5日連続でできるかもしれません。
なぜなら、出産前に一時期だけ時短勤務にして貰っていた(パートの状態)ことがあるのですが、正社員で8時間勤務の時と同じ内容をするのですが、5時間勤務の時短にしてもらっただけで、めっちゃ効率よく仕事できまして。
給与は下がってしまいましたが、行き帰りはラッシュをさけてすいた電車で通勤できるし、精神状態も体調もとてもよい。
なのに仕事内容は8時間勤務の時とほぼ変わらない内容をこなせていたんです。
短時間の勤務の方が、集中して仕事できたってことですね。
今やってる在宅ワークも、ちょこちょこいろんな作業をしながらやってますが、一番集中して仕事を片付けられるのが「4時間だけ集中する」やり方です。
気を散らさずに、「ゾーンに入った」状態で集中をキープして、ものすごい能率で仕上げられます。結果として質の良い仕事をでき、報酬もそれに応じて上がっていくというイメージ。
だから、私にとって本当にベストなのは、「毎日4時間集中して仕事する」なんだと思います。
結局、そのペースが一番心身のバランスを崩さず継続的に仕事ができるので、仕事を詰め込みすぎて参ってしまうより良いようです。
4時間以外の時間は、ちょっとリラックスしてできる事務的な作業や、リサーチなどをしています。
敏感過ぎて疲れやすいHSPが、長年仕事を続けるには、自分が体調を崩さず働けるペースをつかんでいく、というのも大事ですね。
知り合いにも、ホルモン系の病気で、昼寝の時間をとらないと丸一日就労するのが難しいという疾病の方もいらっしゃいます。
(その方も、一般企業でも就労はむずかしいので、フリーランスをされています。)
かならずしも8時間×5日勤務、の枠にはまらなくても、これからの時代、いろんな働き方が認められるようになりそうです。
いや、認められるようになってほしいと思います。