地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

「学校の常識」にとらわれるのを辞めて、ASD娘を二次障害から守ることにした話

思っていたよりも早く、我が子の「本格的な不登校」が始まりました。

 

保育園時代から行渋りはあったのが、ここのところ、週に1~2回は休むということになっていたので、気をつけてはいましたが。

 

とうとう「毎日のように欠席する」事態に。

 

そして、学校の話をすると思い詰めた顔になり、「やめろ!その話をするな!頭がどうかしそう!」といったことを荒い口調で叫ぶように。

 

コレハ マズイ・・・

ヒジョウニ マズイヤツ・・・

 

車で学校まで行っても顔がこわばりそんな風に叫んで学校内に入れないので、職員室に親が行って「そこまできたんだけど、帰ります・・・」と言って。

先生も悲しそうな顔をしていたけど、申し訳ないけど、かまっていられない。そうは言ってられないんですこちらは。

 

とりあえず、休みたいだけ休ませようということにして。

一応ネット依存の回避のため、日中決まった時間だけはネットは切って。

でもあとは好きにさせて。

暇になったら運動を兼ねてプラプラ~と図書館とか行ってみて。

 

元気が出ている時に、本人が自発的にタブレット通信教材の計算ゲームを触ってることもあるし。

家に置いてある本や図鑑を見て、嬉々として私に内容を話してくれることもあるし。

 

粘土や絵をかいたり何か作ったり。大好きなキャラの図鑑を眺めたり。

 

とにかく、やりたいようにさせました。

 

それでも宿題は毎日でるので、定期的に取りに行って子供に渡すと、やる気のある時は大好きなキャラを絡めて教えると少し取り組める日もありましたが、無理はさせず、できる分だけ。

 

そんなこんなで、しっかり好きにさせて。

発達の医師にも急遽受診し、アドバイスを受けて。

私は我が子に提案しました。

 

「休みたい日は休もう。自分の好きなところまで授業を受けて、早退しよう。好きなところから遅れて学校に行ってもいい。」

 

すると、子供が自分で、好きな科目のところまでで、早退すると決めました。

 

早退予定の日の朝、「よく寝れたから、早く学校に行きたい」など張り切っている我が子をみて「じゃあもっと長く学校にいる?」と言いたい気持ちをグッととこらえ、予定通り連絡帳に早退すると書き、連れて行きました。

 

ここで、親が欲目を出してはいけない、約束したことを守れば信頼関係を守れるけど、約束を破ったら、子供に信頼してもらえないから。

 

そして、決めた時間に迎えに行くと、ひさしぶりにニコニコした我が子の顔がありました。大好きなトランポリンを飛んでいるときの、あの嬉しそうなキュッとした笑顔です。

 

先生や周りのクラスメイトに「お手数おかけします~」「ちょっと体が辛いから、早く帰るね~」など私が我が子の代わりに説明しながら、帰りました。

 

少し前まで「とはいえ、宿題は全部すべきだし(公平性を保つため)、学校は多少休みながらでもできるだけ全日程いくべき」と思っていましたが。

 

もう学校の常識にとらわれるのは、やめました。

 

我が子にとって、学校なんて一時期のモノより、これから先の長い人生で、鬱や行動障害など二次障害が大変になる方を、絶対に避けたいから。

 

そもそも、主治医にも言われましたが、ASDで感覚過敏のある子は、普通の学校がとてもつらい環境だと。

ふつうに過ごすだけで、かなりつかれるのだと。

感覚に常に刺激が与えられているからだと。

 

たぶんこの子にとっては、週5日、フルコースの学校の課程は、多すぎるんだと気づきました。(カウンセラーの先生も、この子はフルタイムの通学は辛いんだと思うよ、と言っていました。私はなかなかその言葉は受け入れられなかったけど笑。)

 

もう、いきたいときだけフルコースではなく、アラカルトで授業を選んで行かせてもらって。

で、もし長く居たければ行ってみて。

それは、本人が決めるのが、大事なんだろうなと。

 

とにかく、本人の自己否定を、強めないようにしたい。

うちの子が二次障害を発症しても、学校は生涯に責任を持ってくれないから。

本人の心身が回復するまで、まずは本人のペースを守ってあげることに尽力したいと思います。