地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

大都市リスク

わが県では大都市より一歩早く新型コロナの緊急事態宣言が解除となり、保育園への登園自粛も解かれました。

私の仕事も徐々に通常に戻していく予定です。

 

しかし東京や大阪など大都市圏ではいまだ宣言継続中であり、一時期よりはグッと感染者数が収まったもののもう少し解除まではかかりそうです。

 

このコロナ禍において私が感じたこと。

 

それは「大都市リスク」ということ。

 

これまでも首都直下型地震では東京みたいな人口密度の高すぎる大都市は非常に危ない面が多々あるので大丈夫かなと思っていました。

 

地震直後の群衆雪崩の危険性などは、こちらのような地方の人口が多くないところではありえないし、救援物資が足りなくなるとかもまずそこまではないので。

 

なんというか大都市であるという中でも人口のものすごい多さが、災害時もコロナのような時にもとってもリスク大になるんだなと。

 

たとえば何か災害が起きたときのスーパーでの買い占めは、地方でも起き得ることではありますが、東京の場合は何件も店を回っても食料が足りないということが怒りそうで。(広島でも豪雨災害があり物流が東部でストップし西部に渡らないということはありましたが、それでもパニックは起きず時期になんとかなっていきました。)

 

今回のコロナ禍では幸い大規模な製造ストップは起きておらずスーパーの浸水など被害があるわけでもないし停電もしていないので大丈夫ですが、大都市部でもし停電と浸水や断水、インフラへの被害などが起きた場合はパニックの度合いが桁違いだし買い占めの度合いも大きく食料が足らなくなるリスクがものすごくなりそうです。

 

そういう面では同じように災害が起きたとしても人口密集地域における物資のいきわたらなさが極めて高いと予想されるわけで、だから地方より多めの2週間分の食料を備蓄するよう推奨されているわけですね。(うちは念のため地方ですが2週間分備蓄しています)

 

そのリスクが言われているうえで、さらに今回のコロナ禍を経験すると、例えば地方の人口少ないうちのあたりでは既に10万円の支給もオンラインでした人は給付されていますし、やはり役所で裁く数が少ないので作業が早いのだろうなと思いました。

これが政令指定都市である広島市だともう少し先になるようですし、東京はもっと遅いのだと。

 

普段は都市部が選択肢や文化教養施設も多く便利だし楽しそうだなと思うのですが、こういう非常時においては人口が手ごろな地方の方が対応がはやくリスクが低いということもあるのだなと実感しています。

 

特に他人との接触率でいうと地方はとても快適で、地方でもうちのようにそんなに過密な街ではないところですといつもより少し気を付けるだけで3密をさけることは容易ですし、避けながらたくさん楽しむことができます。

 

どうしても都市部は人と袖すりあう率が高くなるので3密をさけようとすると楽しみが奪われることも多いと思います(過去に人口が高い所に住んでいた体験を踏まえてもそういえます)

 

これは個人の好みや価値観にもよりますが、もしも「刺激がたくさんあってお店がたくさんないと生きていけない!」というタイプでなければ、大都市に住むより地方のほどほどの町に住む方が「大都市リスク」は避けられます。

 

ただし運転免許は必須ですが(笑)

 

地方でもド田舎ではなく電車の駅が合ったりするところならそこそこオシャレなお店もたくさんありますし仕事にも困らないし。

 

もちろん都市部でないと無理、という人は今のままでもいいですが、もしも今回のことをきっかけに「大都市の持つ不便さ、危険」に気づいた方は一考の価値ありです。

 

緊急事態宣言の解除が先送りになっている大都市部についても早く解除になるといいのですが、一方でこの不便さは「便利税」のようなものにさえ見えてきます。

 

普段便利で近い距離でたくさんのものが揃っていて、時代の先端のものを享受できる生活である反面で、今回のような不便も強いられるということ。

 

それをわかったうえで今後また同じような経験があるかもしれないと、心にとめて大都市部では生活することが必要なんだなと。

 

ここまでかいて、ちょっとやはり普段から都市部への嫉妬もちょっとあるので、それがこのようなことを書かせている一面も否定できませんが(すいません)。

 

それを抜きにしても、まじめにそう思うのです。

 

もし子供が大都市部にすみたいといったら、、こういうリスクについても分かったうえ住みなさい、いざというとき助けられないかもしれない、ちゃんと非常時に備えて過ごしなさいと。

 

そして今回のコロナ禍をきっかけに地方の良さも見直されて、企業の都市集中が分散されていけばいいなと思ったりします。

 

どう考えてもリスクは分散した方がいいような気がするのです。

生き残ろうと思えば。

長期的に未来を考えれば。

 

これは素人のたわごとではありますが、HSP気質を発揮して心配なことなのでここに思った正直なことを書き残してみました。

 

まあでも、やっぱり遊びに行くには東京も大阪も大好きなんですけどね。

 

魅力とリスク、どちらもバランスよく分かったうえで賢く暮らしていきたいですね。

 

自分が安心できて楽しくいられる場所で。