地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

田舎的ゆっくり静かな環境に慣れてきた

今の町に引っ越してきて半年以上たちました。

 

ようやくここの環境に慣れてきたというか。

 

身体と心が適応してきた気がします。

 

それを自覚したのが、前日高速を使って都市部の大型ショッピングモールに行った時。

 

地元の大型スーパーでは大型と言っても都市部ほどは人がいなくて、どのお店も並ぶほどではなく。駐車場も停めれなくて待つと言うほどではない。

人ごみもそんなに「空気悪いな」と感じるほどではない。

実に適度に人がいる感じです。

 

それが、今回都市部のモールに行ったらすっごく疲れました。

人が多い!館内放送が騒がしい!車が多い!お店が混んでる!カフェやフードコートで簡単に席が取れない!

そんなの少し前まで都市部に住んでたときは当たり前で、そこまで意識することがなかったのに、今は田舎のペースに心身が慣れてしまったんだなと思いました。

家族みんなで、「人多かったね・・・」ってあまり買わずに疲れ果てて帰るという(笑)。

一番疲れたっぽかったのが娘で、もうずっと機嫌が悪かった(笑)。

おもちゃをかってやってやっと落ち着いたという。

オシャレなお店とか、流行りのショップとか見たかったけど結局娘のぐずりでほとんど見れず。

まあいつもは行かないところにこれたということで。

でももうあんまり頻繁に来なくていいかな、と思った。

 

返ってきて思わず『地元がいいわ~!』←こう思った自分にびっくりです!

 

引っ越してきた時は田舎だわ~いやだわ~とおもって落ち込んでばかりいたけど。

いつのまにか馴染んでいたんですね、気持ちも体もここに。

 

まず私自身のペースが落ち着いた。

都市部に居た時はとにかく早く早く!って生活してた気がする。今思えば。

バスも電車も、お店の行列もフードコートもカフェも、とにかく早くいって早く順番⇒ないと大変なことになる!っていつも急いでた。

今はいそがなくてもどこもすいてることに引っ越して2か月くらいで気づき(笑)、それでもしばらくはそわそわしてたけどようやくゆっくりお店に行けるようになった。

旦那は「やっとわかった?ここでは焦らなくて大丈夫」って笑ってる。

今やどこも昼12時になってもあまり並ばず飲食店に入れることに幸せを感じています。

 

最初なんて「なにここ、しずかすぎ!」とおもっていた近所も。

日中は年中庭にいろんな野鳥がやってきます。

玄関にはツバメが子育てをして、裏の山からは野鳥が美しい歌声を響かせて、時には庭先に降りてきて鳴いてくれます。

 

しずかだからこそ、鳥の鳴き声が響く。それを楽しめる。

 

それってある意味贅沢だなあと思い始めました。

あと景勝地がたくさんあって、紅葉の季節には車でちょっと行けばきれいな景色がたくさん。

都市部にいたときは、こういう自然の景色にたどり着くにはかなり遠出をしないといけなかったので幸せだなと思います。

 

また、地元に心がなじんできたのにはたぶんもう少し理由があって。

 

最近でやっと子供のかかりつけ病院や子供がかよえる歯科、銀行の支店、自分の行ける美容院といった生活に必須の場所を網羅できたから。

 

特に子供はよく選ばないと歯科とか病院はうまく発達遅れの子に対応してくれるとこでないと親子でものすごく苦労するので、いいところが見つかって心底ほっとしています。

 

これで自分も家族もいざとなれば駆け込める、頼れる機関がいくつも確保できて、自分で車でいけるルートもよくわかったから、ようやく心が安心して土地になじんだかなと。

ついでに家族で子供が多少ぐずっても安心して食べに行けるファミレス的なおいしいお店がみつかって、それも安心した一因。

 

あと美味しいケーキ屋さんが出来て(笑)。これがオシャレでおいしいんですよ。

 

やっぱり引っ越し先に慣れるには、自分のテリトリみたいなものを確保できないと安心できないですよね。

 

私は不器用なんで、半年以上かけてようやくなじむことができてきました。

 

まだまだゆっくりゆっくりではありますが、のんびり親子でこの町のいいところを楽しんでいこうと思います。