娘の2回目の発達検査を受けてきました。
1回目は診断を受けた去年、何の検査名かはわかりませんが積み木を積んだり先生の真似をしてうごいたり、という簡単なやつをやりまして。
でもその時はこういう傾向、というのや障害名はわかったものの、具体的な数値で見せてもらえることは無く。
今回は数値ではっきり出るというのでドキドキしながら行ってきました。
受けた検査は「K式検査」で、結構な時間がかかりましたが娘は脱線することなく最後まで良く座ってやり切りました。
途中分からない問題はもぞもぞしたり困った顔でこちらをみたり変な顔したり(笑)、「わからない」とは自分で言えないですが泣き出すことも癇癪を起すこともなかったので1年で成長したなと。
あと家族以外の他人の前ではこんなにちゃんとするのかと(笑)おどろきました。
その分、すごいエネルギーを結集させているんでしょうけどね。
なにせ、終わった後のハッスルぶりがめちゃくちゃすごかったんで(笑)。どんだけ我慢したんだと(笑)。
いつも行っている児童発達支援事業所でやってもらえたのもリラックスできたんだと思います。
そして。結果としては「知的にはそんなに遅れてないと思うけど凸凹が非常に激しい」ということでした。
やはり思った通り、耳からの理解が時間がかかり、目からの理解がものすごく良いとのこと。
その為、視覚的な工夫をした接し方を行っていく必要があるとのことでした。
耳からも入ってはいるし頭には入ってくるんだけどうまく整理できないらしく、それにはちょっとヒントが必要だったり時間が必要だそうです。
またカクテルパーティー効果と言って普通は大勢いる騒がしい中でも人の声を聴き分けて聞けるんですが娘の場合は全部同じような音量で聞こえるので注目すべき声に注意を向けられないと。
また目で見ることが強いのは良さですが、反面目で見える全ての物に強い注意を向けるので情報が多すぎて耳からの情報に対応できないそうです。
このため、目で見えている興味のあるモノたちから引き離そうとすると癇癪を起す。
これを改善していくために、予めやめる時間を決めて伝えておくことや視覚的に切り替えられる工夫をしていくのが大事だということでした。
全身の筋肉の使い方も不器用ということでしたが、これについては私も極度の運動音痴なので気にしません(笑)。
ただしっかり運動していく方が手先も器用になるんだということで、「できない」が減っていくようです。
本当に、たった2時間ではありましたが、とても濃い時間で、心理士さんってすげー!!と心の中で何度も叫びました。
特に今回見て頂いた方はお子さんも支援が必要な子らしくとても親身にアドバイスいただけてありがたかったです。
娘の困りごとの理由や対処法を教えて頂けて、これまでよりは少し親子で上手に乗り越えていけるかもしれないなと勇気をもらいました。
本当に、数値でわかるって大事だなと実感しました。
話には聞いていましたが、検査であんなにはっきりとグラフ?のようなものでできるところとできないところの凸凹をカタチで見られるんですね。
また就学前に詳しく検査するようですが、今回空きが出たということで検査を受けられて良かったです。
夫婦でこの先の娘の人生を悲観してばかりだったので・・・。
とりあえず親子で色んな体験をしてみて、できることをしていこうと思います。
また前回の検査から1年たちましたが、私たち夫婦が生活の中ですこしずつ教えたり伝えたりしていたことは、娘はきいちゃいないといった風情だったのにしっかり頭に入っていたらしくスラスラ答えていたのが衝撃でした。
教えたら、わかるのね。
わからないような甘えたふりして、実はわかってたのね。
検査でつまづいたところは見事に「それは一度も教えたことも経験させたこともないかもしれない・・」ということばかりで。
まさに親として教えたこと・さぼったことがダイレクトに検査に反映された形でちょっと嬉しいような冷や汗書いたような感じでした。
まあ他の子のようなスピードではないかもしれないけど、ゆっくり一つ一つ教えていこうと思いましたし、それをするためにも一人っ子でよかったのかもしれないと(私のキャパも狭いので)実感しました。
そして追加のリハビリも受けられることになったのですが、それだとまた月に何回か仕事ができない日ができるわけでして。
支援の必要な子を育てるには本当に仕事がしづらいものだなと思い、療育に通ってるママさんたちが専業主婦多いのもなんかわかる気がしました。
支援がいる子が親の事情に関係なくあたりまえに支援を受けられて、しかもリハビリに通うことを隠すことなく習い事のように言えて、周りの子も自然と受け入れるような世の中にだんだんなっていけるといいなと思いました。
また専門職の方の存在がとても大事なんだなとあらためて思いました。