そろそろ、小学校に入ったら支援級にするか、通常級にするかを、考え始めなければいけません。
年長の発達検査では「凸凹が大きいけど、指数は支援級も普通級もどちらにも該当するレベル」といわれ。
就学相談では「うーん、知的にひどく遅れてる感じはないですし、すごく理解できない感じもないですけど、先生が色々配慮してくれないと困りますかね、どちらの級でもいいけど、先生の力量によるかな」といった感じで。
ええ、それ一番決めにくいんですけど、とは思いましたね(笑)
入学時の先生がどんな感じかなんて、神様にもわかりませんし。
どっちかというと、子供が自分にあった教育してくれる先生を選べないっていう、日本の教育の盲点をまざまざと突きつけられました(自分が子どもの時は、それが当たり前と思っているから、疑問にさえ感じなかったけど。子供は大人に従うものだと思っていた)
娘の場合、視覚支援やこまめな声掛け、苦手(きらい、ではなく特性ゆえにどうしてもできないこと)を無理強いしない、といった配慮がいるそうです。
それを、担任にお願いして、遂行してもらわないといけない。
そして、支援級がかならずしも居心地がいいとはわからない。
(娘は多動ではなく、聴覚過敏とかなので、もしも多動っ子が非常にあつまったクラスだと辛いものになる)
そうか、支援級と言っても、診断のタイプによってさらに分けられるわけではないんですよね。
ADHDの子とASDの子は、特性が逆な面もあるんですけど、どちらも持ってる子もいますし。(うちもあちこちに注意が行く面はある)
じゃあ、どの級がいいのさ。わかんね。
でもまあ、一つだけ言えるのは、「どのクラスに行っても、娘がやるべきなのは、特性と上手く付き合って対処法を学びながら、勉強もする、友達とも過ごす」ってことよね。
学校は勉強を学ぶだけの場所ではなくて、自分の気質とか特性をうまく把握して、集団の中で対処方法を試してみる場所でもあるかと。
例えば、私の場合は敏感で繊細なこども(HSC)だったわけですが(今思えば)。
クラスがうるさいときは、教室のスミとか、廊下とかにサッと移動したり、本を読んで別の世界に逃げたり(笑)、無駄にめだって色々言われないように気配を消して座っておく、ほんとに気負いなく話せる子と仲良くできれば、カーストに食い込まなくてもいい、というような子でした。
学校はちいさな社会なので、子供なりに色々と考えているわけで。
子どもなので、反応も素直にリアルな訳で。
そこで耐性というか、社会はこういうとこもあるもんだ、居場所はこういう感じでみつけていくんだ、とかも感じるもので。
もちろん、いじめられたりからは子供を守らねばなりませんが、娘もすこしずつ「先生が守ってくれない場所で自分をまもり、活かす」方法を、修行しないといけない。
他人と違う能力を持った者ですから。魔女修行みたいなもんです(笑)。
能力を、まずは知ること。そしてそれが人を傷つけることがあることや、逆に役立つこともあったり、少しの注意でよくコントロールできることなどを学ぶ場でもある。
もしも通常級になっても、支援級になっても、そこは変わらないと思う。
そしてどちらにすすんでも「コーディネーター」という先生が、相談にのってくれるらしいです。魔法の使い方について、コントロールについて(笑)。あるいは先生が娘の力に対処する方法などをアドバイスしてくれるらしい。
なにその素敵な方。
心強い。
とりあえず、見学とか行ってきます。
で、娘の反応をみて、決めてみます。
そして、どちらにしたとしても、途中で「やっぱちがうな」と思ったら、変えるのも辞さない覚悟で。
小さな魔女子さんにつきあっていきたいと思います。