地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

産後はじめての一泊外出で、独身気分に戻る

先日、親族の関係の大事な用事で、どうしても一泊で遠くに泊まって用事を済ませる必要があり、産後初めて一泊二日むすめを主人に任せ、ワンオペ育児をしてもらうことに。

 

とはいっても、保育園がある平日だったので、主人のミッションは「朝ごはんたべさせて園になんとか連れてく→夕方連れて帰る→コンビニ弁当食べさせる→もろもろして寝かせて、また朝連れてく」てところです。

 

※1ヵ月前からわかっていた予定だったので、事前に朝ごはんとか着替えとか風呂とか園の支度は、普段から主人にも教えておいたので、不安そうではありましたが、主人の記憶力の良さに期待。

園にもなんどか夫の仕事早く終わった時に一緒に迎えに行って、教室の場所や先生も知ってる状態にしておいた。

 

ただし、相手は無敵の癇癪もちASD娘。

しかも登園拒否というトッピング付き。

どうなるか。

 

でも、どうあがかれても、私はゆかねばならないので、旦那に何とかしてもらわなければいけません。煮ようが焼こうが、すきにせよ。とにかく頼む。

 

娘には「かあちゃん一人で遠くに行ってくる」なんていったら、絶対納得しないし登園してくれないので、言わずに出ることにして、置手紙で「用事でいないけど明日お土産買って帰る」っておてがみしたためておきました。わっかりやすいひらがなで、シールはりまくりでかわいくデコって。これでなんとかなるかな・・・

 

そんな若干不安な気持ちで新幹線やら高速バスやら駆使して私は一人で出発。

 

まあいろいろ気づきがありました。

まず、「わたし新幹線の乗り方忘れてるわ!」「一人でバス乗るの〇年ぶりや!」「一人で駅ビルのラーメンすするの、産後初めてや!」「電車のるの久々すぎて緊張するわ!」

てな感じです。

 

今住んでるところもまあまあな田舎なので、ふだんは自家用車で全部用事はすませてましたし、駅は遠いし、バスも一日数本だから使わないし。そもそも子供が癇癪もちかつ聴覚過敏なので車以外の乗り物乗っての移動は避けてたし。

・・・ということで、産後は本当に交通機関にのってない。

(仕事も家で済んでるから通勤ないし。)

バスとか電車や新幹線って、乗らないと乗り方忘れるんですね・・・

やばいぞ私。

 

それにしても、新鮮でしたね。

コロナ禍だからどこもすいているのも一因かもしれませんが、しずかでのんびりしてて、すごく快適だった。

最後にバスや電車にのってたのは産前だから、その頃は通勤ラッシュばかり乗ってましたしね。

しかも、今回は山奥方面に行く高速バスに乗りましたからね。人少ないし、しずかだった。

 

ああ、このまま、どんどん遠くに1人で旅行に行ってしまいたいな、って思っちゃった。誰にも邪魔されない、数年ぶりの一人!解放感半端ない!「わたし」の時間だ!

重たい旅行バッグは駅のロッカーにあずけて、身軽になってどこまでも好きなところにいっちゃいたいな、って。

 

で、まあ出先での用事はテキパキ済ませて、夜だんなから連絡来て写真が送られてきて。

なんとまあ、心配をよそに、娘と二人で楽しそうにやっておる。園にもよろこんでいったらしい(レアキャラが送迎してくれるから?!)

なんだ、私がいなくても、ぜんぜん家庭まわるじゃーん、娘も育つじゃーん!

じゃあ、もっともっと、たまには私一人で1泊旅行行っちゃおうかな、なんて思ってしまった(笑)。

 

思えば、娘が赤ちゃんとか未就園のころは、こんなことありえなかった。

だんなはミルクや離乳食なんて一人で扱えなかったし、娘は一日中泣いてる子だったし、泣き出したらどうやっても泣き止まないし、泣き方も病的だったし。

そして夜の寝かしつけが、私以外では寝てくれなかったり。

そもそも、旦那が「行っていいよ」なんて、泊まりだったらOKしてくれなかった。
友達とちょっと実家の方に帰って会いたくても、数時間が関の山だった。

 

でも今回はすごく大事な用事だったから旦那的に不可抗力で、しぶしぶですが引き受けてくれて。

まあ、日中は2日とも保育園が預かってくれるし仕事行けるから、夜の世話だけしてればいいからよかったのかもしれないけど。

 

私としては「私の普段の苦労を思い知れ~わっはっはっ!」という気持ちもちょっぴりはあったわけですが(笑)、ぜんぜん伝わりませんでしたね。

まあそれだけ旦那が「うまくやった」とも言えます。

娘が「ママいないから仕方ない、という納得」をできるように成長した、とも言えます。

 

そして娘が楽しみにしているお土産を買い、一路帰宅。

なぜか二日目は、早く帰りたくてたまりませんでしたね。

疲れてたのもありますが、早く娘とだんなに会いたかった。

どうしてるかな、どんな顔してるんかな、娘は泣いてないかなって。

 

駅まで迎えに来てくれたのですが、娘が満面の笑みで車から手を振ってくれて。

旦那と「ママの為に」と飴を買っておいてくれて。

「用事がある」って理由にも、何と納得してくれてました。

納得できるようになったんか!てがみもちゃんとよめたんか!

もう、予想外でかわいくて仕方なかったです。

 

行く前は「ぎゃー!!なんでママだけいったの!!うぎゃぎゃ~!!」って殴られののしられるかなって思っていたので・・ほっとしました。

 

やっぱり、たまには「私」を取り戻すためにも、一人でどこかに旅行とかしたいなって。思いました。

楽しかったからか、心配していた過敏性腸症候群も出ませんでしたし(ちなみに、二日とも念のため頓服もって、大人の薄型オムツはいておきました。そしたら安心感で大丈夫だった。)

だから、娘が大きくなるにつれて、たまにまたひとり旅させてもらおう。

娘がもっと大きくなったら、友達とも旅行にいかせてほしい。

そして、旦那も旦那で旅してくればいいし、娘をつれての旅行も、イヤーマフノイズキャンセリングイヤホンもってチャレンジしたい。

 

旅行は、「縮こまってたら知ることができなかったような世界」を見て、もっと自由に生きたい!楽しみたい!っていきる活力をもらえるんだなと実感。

アフターコロナで、になりますが。

これからも旅は続けたいところです。

 

そのためにも、コロナ禍の間は、稼いでお金をためておくぞ(笑)