地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

過敏性腸症候群の人は自分に合った環境で仕事を。無理しなくていい

私は過敏性腸症候群IBS)のある在宅ライターです。

ガス型とか便秘型とかあるみたいですが、私はお腹を下すタイプです。

 

そもそも在宅ライターをはじめた理由はIBSに関係なく、「子供を見ながらスキマ時間で少しでも仕事できたらいいな」という思いから。

たくさん稼ぎたいというのではなく、もともと文を書くのが好きだから、それがお仕事になったら楽しいな、幸せだな、と思ってクラウドソーシングを知ってやってみた感じですね。

 

それでやりはじめたらたのしいし、お小遣い程度は稼げるのでうれしくてハマった、というところ。

ただ最初は未就園児がいたからお昼寝してくれる時や一時保育を運よく利用できた日にやっていたので、ほんとに少しだけの稼ぎでした。

 

で、今となっては「やっててよかった!」です。

その後、娘が3歳になる前くらいから私が過敏性腸症候群を発症。

頻繁にトイレに行かなければならない状態になり、メンクリにもいって薬をのむことに。(しかし薬は眠気が強いので、運転する日は飲めない)

田舎で運転に支障が出るとか、業務中にトイレにとじこもってばかりというのは致命的に仕事先がないわけです。

だから「そろそろ仕事を」とおもっても、外で働くのが無理に思えました。

 

実際にIBSの事例を調べてみても「とにかく仕事中にトイレにいくのが困るから治療したい」と言う人が大半なのだとか。

わかる(´;ω;`)

大丈夫なときはなんともないんですよ、でも一旦症状がおきると、結構長い時間、トイレとお友だち状態になるんですよね。

さらに「早く業務に戻らなきゃ」なんて思ったら、そのプレッシャーでまたお腹がいたくなるでしょう・・・

これはつらい。

見た目でわかるものではないので、「あいつぜんぜん普通なのになんで肝心なときに腹痛でいなくなんだよ💢」なんて思われてしまいそうで、辛いですよね。

 

皆さん病院かよったりいろいろ対策をたてて過ごしていらっしゃるんだと思いますが、先日衝撃の事実を発見してしまいました。

 

過敏性腸症候群障害年金の対象」ということ!

程度によると思いますが、事例として3級程度の年金等級の対象になったケースがまずまずあるらしいです。

 

ということはIBSは障害にもカウントされる状態ってことか・・・

 

もちろん「ちゃんと検査して、その上で十分に働けないほどひどいと医師が診断すれば」といったことでしょうが、私にとっては結構驚きでした。

そうか、私がトイレにかけこむから外でのお仕事には就かないって判断したのは、あながち間違った選択ではないのか、と。

 

私は発症時にすでに在宅ライターを開始していたので、そのまま娘も保育園に入れてwebライターを続けています。

 

しかしそれでも、たびたび症状が起きたり「あやしい(症状が出そうな万全でない)」体調になったりするので、思ったほど働けてないんですよね・・・

(他のママが外で就職して働いてれば、もっと稼げてるはず)

 

症状がでないときは元気だけど、出る時期はたびたびずっとトイレにいることになるので(しかも娘を車で送迎するためにメンクリの眠気が出る薬はのめないので、セレキノンで我慢)、仕事をゆる~く・納期長めのものをいれている感じです。

 

この状況、「まるで精神障害がある心身が不安定になりやすい人の働き方に似てるな」とは何度も思ったことがあるのです。

(彼らは体調を考えて短時間パートだったり契約社員で働いていることがままあるし、体調の波に理解がある職場でないと働きにくいという悩みがある)

 

そうか、IBSは、一種の障害と同じような体の状況と思って無理せず自分のペースで働いていいんだ、と気づきました。

 

根がまじめなので、「思ったほど稼げてない、働けてない」ということへの罪悪感が結構ありまして、それがストレスになってさらに発症に向かう、ということもあり。

 

私がヘタレゆえかと思っておりました。

 

いや、これ同じ状況になったら、誰だって「目一杯仕事を詰め込もう」なんて思わないよね、そりゃそうか。(職場に迷惑をかけたくない人ほどそうだろう)

 

目一杯仕事をつめこめるのは、心身ともに健康だからですね。

もちろん、体調管理に万全を期して活躍されている方はたくさんいるでしょうが、自分の病気や障害に合わせてペースを整えるのも、自己管理としては大事なことですね。

 

過敏性腸症候群の人は、無理しなくていいんですよね。

私もそうしてるような、自分に合った環境で仕事できる場を探す。

バリバリ仕事できなくても、自分ができる量の仕事やペースで社会の役に立って収入を得る。あるいは改善するまでとにかく休養する。原因となるストレスから離れる。

 

その判断は、ハンディをもちながら自分で調べてたどりついた道ですから、「あまり稼げてないし」とか卑屈におもわず、堂々とやっていきたいところです。

そして、体と上手にこれからもつきあって、人生も楽しみたいですね。