最近は自分が若いころに好きだったアーティストの曲ばかり聞いています。
仕事のBGMにもするのですが、かなーりリラックスしてしまうので、まったりしてしまいはかどらないことがあり、そういうときはラジオを聴いたりもします。
でも私の好きな歌手ってなんか共通項がある気がするんだよなあ、と思っていたら。
「1/f(f分の1)ゆらぎ」がある歌手らしい!
1/fゆらぎとは、規則的な中に不規則な一定の周波数が入ってゆらぎが生じること。
虫の鳴き声や波の音、小鳥のさえずり、人の心拍、電車の揺れ、ろうそくの炎など、自然界のいろんなところに存在しています。
人工物のように規則的なばかりでなく少しズレが生じる状態で、これを見たり聞いたりするとヒトはα波が生じてリラックスるのだとか。
そして、この1/fゆらぎを声にもつ歌手が何人かいるというのです。
厳密にはかった結果があるというわけではなく、そういわれている、ということですが。
例を挙げると
宇多田ヒカルさん、MISIAさん、松任谷由実さん、美空ひばりさん、徳永英明さん、吉田美和さん、元ちとせさん、山下達郎さん、chemistryさん、平井堅さん、桑田佳祐さんなど。
嵐の大野智さんもこのゆらぎがあるんじゃないかと一時期話題になりましたね。
で、私が好きなのはやはりここに挙げたような人たちなのです。
特に平井堅、MISIA、chemistryは大好きで、あの世代のJ-popを妊娠中も聞いていたら現在3歳の娘に最近聞かせたらすごくじーっときいている。
その人たちがテレビで歌っているのを見たら、一緒に歌おうとする(笑)。
やっぱりお腹の中できいていた音楽にはなじみがあるのかなあと感慨深かったです。
ポップスってランキングの上位に上がるような曲はキャッチーでにぎやかな曲が多かったりもするけど、私はどうしてもここに挙げたような方々の歌声が大好きです。
何年たっても、何度でも聞きたくなるのは、HSPが求めるリラックス効果があるからでしょうか。
本能的に求めてしまうのかもしれません。
歌がうまい歌手ならすべて1/fゆらぎを持っているわけではないのだとか。
徳永英明さんは機械で測ってこのゆらぎがあると実証されたといわれますし、chemistryがデビューした頃にも音楽の専門家が1/fゆらぎをもっていると解説していた記憶があります。
神様に選ばれた人なのだなあと思いますね。
一説には歌いだしの一呼吸など「間」に特徴がある人たちなのだそうです。
言われてみれば確かにそうですね。
そして私たちHSPも、神様が意図的に地球に残してきた種類のヒトです。
地上の楽園の繊細さをキープするために、慎重な取り組みを続けられるために。
自然の美しさを形に残したり美しさに感動して破壊を止める役割にしたのかもしれません。
人類が浮足立って本質を忘れてしまわないように、みんなが忘れてしまいそうなことを静かに説くことができる人材として残したのかもしれません。
理由はわかりませんが、淘汰されていない、人口の2割も存在するHSPには大事な役割があるのでしょうね。
(ちなみに、発達障害も淘汰されていないことから、かつて自然界でヒトが生活していた頃に必要とされていたヒト以外の生物や植物の生態にくわしく集団を外から俯瞰的に観察して危機を予測できる力が重宝されて一定数残されたと見る人もいます。
人の集団の中でのコミュニケーション能力は低くても生き物や気象現象等に対して博学といった点ですね。
集団の空気を読むことやうまく立ち回ることではなく自分が気になることをとことん探求する性質なんかは確かに人類の発展に不可欠な気がします。)
マイノリティが「普通じゃない」のではなく、マジョリティが世の中のルールを作っているから「変」と思われたり自分でも普通じゃないよなと悩むんですよね。
でも本当は人間誰もが、自分のペースで生きていていいはずなのです。
それを思い出させてくれるのが、自然界のリズムをもった1/fゆらぎの音楽や歌なのかなと思います。
だから、私はそうした音楽をきくと「このままでいいんだなあ」と元気になるのかも。
私も日々忙しい中でも「間」を大切にして、ライターとしてもいい「間」を感じさせる文章をかける人にいつのときかなれたらいいかなと思います。
人が心地よいと感じる間を、書ける人になりたいなあ。