地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

娘の歌声

娘は色んなことが他の子より少しゆっくりしかできないのですが。

そういえばすごく上手だな、ということがあります。

 

それは歌。

保育園でたくさんの季節の歌を教えてもらうようなのですが。

毎日のようにずーっと色んな歌を家でも歌っているのです。

 

今なら「七夕」、「きらきら星」など。

ちょっと前は「こいのぼり」「あめあめふれふれ母さんが~」の歌など。

すごく元気に、音程も非常によく歌っています。

 

しかも、娘は言葉がすごく遅かったし活舌もすごくわるかったのですが、あまり話せなかったころから歌でだけはかなりはっきり歌詞をうたっていました。

 

歌詞の意味はあまりわかっていないのだと思いますが、リズムや先生が引くピアノが嬉しいようで、家でも私に「せんせいやって」とピアノを弾かせたがります。

 

私はそんなにピアノがうまくはないので(笑)、適当に伴奏するのですが、それがすごくうれしそうにするのです。

 

娘は耳からの指示の理解が難しいですし集団レッスンで座っておくことがたぶんまだ難しいので今のところピアノを習うことは考えていませんが。

 

音楽だけはずっと身近に楽しんでいてほしいなと思うのです。

 

私も部活で音楽をやっていましたし合唱もやっていたので歌好きで、主人もカラオケ大好き。

 

だから音楽好きは両親の血を受け継いでいるように感じます。

 

けんかしていても、いつのまにか一緒に歌っている夫婦で、娘も「いれて!」と言わんばかりに適当にまねて加わってきます。

 

音楽があれば、辛い時も、争いごとの渦中でも、丸い心でいられるような気がするのです。

 

昔音楽の先生がいつもいっていたこと。

 

「いつもくちびるに歌を、心に太陽を」

 

とてもいい言葉だなと時々思い出します。

 

幸い私はずっと音楽が好きな担任の先生だったり素敵な顧問に恵まれていて、プロの演奏会に引率してくれるような先生もいたりして。

 

すばらしい音楽をたくさん教わりました。

 

スキルがすごいわけでもないので音楽でご飯を食べていくという考えはこれっぽっちもありませんでしたが、音楽が辛い悲しい時も支えて前に進ませてくれました。

 

娘も、音楽がこれからも大好きならば、生きていけると思うのです。

 

車で出かける時もいつも突然元気に歌いだす娘にニヤッとしている旦那の姿も鏡越しに発見しました(笑)。

 

娘の歌声は、我が家を明るくしてくれてるなあと思います。

 

コロナの自粛でなかなかおじいちゃんおばあちゃんに会えない間は、娘が歌う春のお歌を動画にとって送ると「桜も見れなかったからすごくうれしかった」と喜ばれました。

 

娘が歌う歌は不思議なユーモアというか表情があって、とってもかわいらしいのです。

 

親バカですが、感受性の高さが、内面の楽しさをそのまま歌声に出させているように感じます。

 

褒められたいから歌うのでもなく、楽しいから歌う。

それが周りを嬉しい気持ちにさせてくれます。楽しさを伝染させてくれます。

 

歌うことならどこでもできる。道具もいらずただでできる。これからどんなに叱られることが多くても、歌うことを叱る人はいないでしょう。

 

歌を通じて自分を表現したり、人と仲良くなれるといいね、と見守っている母です。