娘が小学校(支援級)に入学して、20日程経ちました。
少しずつ、親子で慣れようと頑張っています。
入学に際し、「今からやることの見通しがつかないとパニックになる」娘のために、視覚支援をいろいろ用意して実行しました。
今回は効果があったものを、いくつか紹介します。
①入学式の様子が分かる視覚支援
娘は初めての場所、初めてのシチュエーション、大勢が集まる場所、音が反響する場所が苦手です。
最悪、パニックになり、大泣きし、床にねころんでしまいます。
そこで、春休みくらいから、「にゅうがくしきってこんなだよ」という資料を作って見せていました。(しつこいといけないから、2回くらい)
内容は、グーグルで「入学式」と画像検索し、体育館でやっている様子の写真と、(コロナ禍はグラウンドでやる可能性もあるので)屋外でやっている様子の写真を拝借し、印刷。
これで、椅子に座ってやるのだとか、生徒は前の方で、保護者は後ろにいる、先生がまわりにいる、とかが理解できます。
次に、壇上に先生が立ってスピーチしている画像も拝借し、印刷。
在校生が歌を歌う画像と、ピアノをひく先生の画像も印刷。
そしてそれを見せながら「入学式では、大人が2~3人くらい、おめでとうの話をするよ。キョロキョロしていいけど、手はおひざで静かに聞きます。入学おめでとう!のきもちを6年生が謳ってくれたり、ピアノを先生が弾いてくれたりする。音が大きいかもしれないけど、むすめちゃんと会えて嬉しいってことだから大丈夫だよ」と伝えました。
そして、入学案内で「式の後に写真を撮る」と書いてあったので、集合写真をとっている様子の画像も印刷。
「式のあと、みんなでなかよく写真を撮るよ」と伝えました。
結果として、事前にこれだけみせておいたら、入学式は落ち着いて望めました。
加えて、支援級でも当日に先に写真でどんな様子になるかを見せてくださったのと、イヤーマフを先生が会場にもっていってくださったのも良かったです。
②朝の支度と学校の日課、帰ってからやることをイラストで伝える視覚支援
学校生活が始まると、朝と夕の日課、学校でのルーティンが園時代とは激変します。
そこで、イラストと時計のマークをならべて、だいたい一日がどんな流れになるのかを紙に印刷してリビングに貼っておきました。
例:
6じ10ふん おきる
かおをあらおう
例:
8じ20ふん あさのかい、あさどくしょ
こんなかんじです。
これをざっくり1日のスケジュール分ならべてできあがり。
(イラストは「ザ・プロンプト絵カードセンター」からお借りしました。)
こうした視覚支援を見せておいたおかげで、学校に入ってもスムーズに教室で取り組めているようです。
支援学級でも絵カードでスケジュールを示すことはやってくださっていると思いますが、家での行動は自前でつくると、やはり理解が早いですね。
我が家は他にも、いままでうけたことがない健診(心電図とか)の視覚支援もつくりました。上記カードセンターのサイトでは健診や学校行事のイラストも多く、助かります。
そういえば、就学前健診の時も、視力検査の視覚支援をつくって見せたりしてました。
(片目を隠してCの字の欠けてる方角をゆびさしするやつ。)
今はスマホで画像検索すれば、いくらでも検査の様子の写真などがヒットするので、それをみせながら「こうやって、このつぎこんなかんじでする」と言えばOKですし、ラクですね。
ひらがながよめるようになったので、文字でざっくりとスケジュールをつたえるだけでもOK。ただし、口で言うだけでは理解がむずかしいので、メモ帳にかいています。
例:
「きょうはがっこうでひなんくんれん。
よじかんめのあとです。」
「きょうはきゅうしょくのあとはがっこうおしまい。おむかえです。」
「きょうのかいもの
①スーパー
②コンビニ
③イオン」
…など。
こうして見通しを持たせるのと持たせないのとでは、かなりパニックの度合いが違います。
支援級ではその部分に気を付けていただけやすいのが助かります。
もし学校の先生が忙しくてつくれなかったら、手伝いたいくらいです(笑)。
だんだん慣れて、学校の行事やスケジュールが分かるようになってくれるといいなと思います。