地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

ASD娘の 小1でできるようになったこと、まだむずかしい課題

娘が小学校に入学して4か月がたちました。

もうすぐ夏休み。

一学期、がんばりましたね!

 

今回は、ここまでで娘がどんなことができるようになり、どんなことがむずかしいのかを振り返ってみます。

 

現状の説明を先に。

 

現在ASDの娘は支援(情緒)学級に通学しており、国数以外は交流級で授業をうけています。

 

支援級では担任の他に、支援員の先生が毎日1~2名、クラスについてくださっています。

ただし支援員は勉強を教えることはできず、あくまで身辺のサポートというか、教室で過ごす間のフォローですね。

校庭に出てあそぶときに他の子とトラブルにならないかみたり、朝の準備や帰りの支度でうまくできていないときにちょっとフォローしたり。

たぶん授業中落ち着かない子にささっと声掛けしたりとかそういうのもしてくださっています。

 

<できるようになったこと>

・学校でメリハリあるスケジュールについていっている

(保育園の時は切り替えれずに園庭あそびから教室にはいれないとかが良くあったが、小学校ではチャイムがなるので良い合図になって切り替えられている)

・学校で朝の荷物の整理や帰りの支度が自分でできている

(周りの子をみながら、教えてもらってルーティンを獲得している、わからなければ支援員の先生に聞けるのが安心な様子)

・交流級でもなじんで授業を聞けている

(大勢がいると音や声が大きく感じて辛い時のために、イヤーマフを使えるようになっている)

・宿題をなんとかやっていっている

(帰宅後なかなかやらないが、寝るまでにはしなければならないとわかっているようで、夜になってからでもなんとかやっている)

・計算や音読、読み書きは今のところついていっている

・学校に送っていったとき、教室まで行く→昇降口でサヨナラ→車で降りてサヨナラに段階的に変化し、だんだん親がついていく距離が少なくなった

(自力で行くことはまだむずかしいが。自分でいくことについての質問もでるようになってきている)

・給食が時間内に食べ終えられなかったが、だんだん食べ終えられるようになった

・当番活動は積極的に責任感を持ってやれている

・交流級のクラスメートにも興味を持ち、名前を覚えてきている

・他学年との共同作業のときも、6年生のいう事を聞いてきちんとできている

・家で自分でジュースを用意したり、洗濯物を洗濯カゴにいれたり、明日のランドセルの持ち物用意、たまに料理の手伝いなどをするようになった

(できない日もあるが、こちらがいわなくてもやるようになったものもあり母はびっくり。自立心の芽生え?)

・知らない大人が集まる場では、嫌がることもあるが、マイペースに自分で過ごせることもある(前は100%の大癇癪だったことからすれば進歩!)

・小遣い帳をつけられるようになった

 

<できないこと(課題)>

・宿題をなかなかしようとしない

(ただし週1回の地域ボランティアと放課後過ごす日にはやって帰ってくる)

・トイレの完全自立

(大だけトイレでするのを嫌がることがある、大のあとお尻をふくのが苦手)

・文字を書くのが字が汚い

(薄かった筆圧はちょうどよく改善はされてきている)

・うわばきを週末に洗うのをいやがる

(専用の洗濯ネットにいれて洗濯機で洗うだけなのに!)

・遊んだ時に片付けない、親が棚にしまっているものを買ってに出してちらかして放りっぱなし

・お友達と話す時の話し方が独特(イントネーションとかアクセント?棒読み?とにかくなんか不自然。)

・登校しぶりがまあまあある。

 

以上のような感じです。

年長の頃に比べれば、できることは驚くほど増えました。

学校で教わるからでしょうが、娘にとっては、体系的にきまったルールとか枠があるのが、返ってすごしやすい面もあるのかもしれません。

(慣れてしまえば、見通しが立ちやすいから?)

一方で、こちらもあらかじめ予定をこまかく伝える努力をしています。

急な変更はパニックにつながるので、「~の予定になっているけど変更もあるかも?」みたいな。

支援級では予定もこまかく文字などで掲示されているので、これは助かりますね。

 

一方で、身辺の自立ですね。

学校で整理整頓できていても、家では甘えてできなかったり。

特におトイレの件は課題です。

ドクターには相談済で、まあ焦らないで、やる気をまちましょうねって言われてますが。

 

子どもの発達には、「同型性」と「多様性」があるらしいです。

 

同型性(どうけいせい)・・・同じ形、同じ法則で進む

多様性(たようせい)・・・ひとりひとりが個性的

※👆本田秀夫先生がYouTubeでおっしゃっていた

 

同型性は、何歳になったら、大体の子はこれができるようになるって話。

 

学校や保育園とかは、これを参考に構築された世界なんだと思います。

 

娘の場合は、同型性でできている場面と、本人にしかないペースでしか進めない場面があります。

 

それを否定してばかりいると、大人への信頼がなくなったり、ますますこちらに耳をかさなくなるでしょう。

 

無理強いではなく、難しい原因を取り除いたうえで、「やる気のある瞬間」を見逃さずに声掛けする、のを試したいです。

 

また小学校の内は、こどもによって発達スピードがまちまちで、特に女の子は早いと思うので、周りの女の子と比べずに、過去の彼女からの成長を見たいと思います。

 

支援級は、特に成長のスピードが個性的な子が、自分のペースでトライできる環境を作ってくださっているように思います。

 

先生に頼り過ぎてもだめだし、でも相談はしつつの、一番は子供自身の「伸びる力」を信じることかなと。

 

先生と情報共有して、「これはできる、ここは挑戦中、これができればなおよし」の確認を一緒にして、少しずつ伸ばせればと。

 

学校には本当に感謝しています。

いろいろ、個別の対応をしていただかないといけない場面もありますが、一緒に考えてくださったり。

支援級の先生は当たり外れがあるなんていいますが、今の先生には感謝しまくりです。

 

大切な一年生の時期に、すてきな先生に担当して頂いて、ラッキーだなと思っています。

 

親の私も、先生の姿をみながら、子供への対応を学んでいきたいと思います。