地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

発達障害の子が癇癪なく過ごすためには、「達成感」が大切なのかも!

最近、娘の小学校で運動会がありました。

 

支援級ですが、他の1年生と一緒の競技をこなし、しっかり参加できました。

(田舎の小規模校なのと、コロナ禍で最小限の規模で開催されたので、歓声とかも少なかったのも、娘にとってよかったのかも。田舎でよかったです笑)

娘は踊りが大好きなので、それを楽しみに毎日頑張って練習に参加したみたいです。

 

成長したな、と思ったのが。

年長の頃は、赤と白で対抗した競技で自分の組がまけたらもう後の競技は参加できないくらいのショックで先生に迷惑をかけていたのが。

 

今回は自分の組が負けても、ちゃんと相手に拍手して、ごねたりせずに始終楽しく参加できたこと。

 

 

小学校の運動会とはこういうもの、というのを、いい意味で先生にみちびかれて体得できたのかなと。

(娘は初体験でしっかり覚えると、それを「鵜呑み」にしてしっかり頭にインプットできる。正しいやりかたを最初に教えることが超重要。一度インプットすると、次は教えなくてもしっかり記憶されている)

 

先生の教え方がお上手だったのでしょうね。

支援級だからサポートする支援員の先生も多く、フォローもたくさんしてくださっていたのかも。

 

徒競走の合図もピストルではなかったようですが、一応先生に「ピストルだと感覚過敏で大変になるかも、イヤーマフつかってください」って伝えてたので、高学年がピストル使用だったときは娘にイヤーマフ渡して頂けたようです。

今後も、先生と情報共有しながら、娘が体験をつんで自信をつけれるようにしたいです。(一度自信を持つと、どんどんできるようになる子なので)

 

それと、今回もう一つ発見したのは。

 

運動会のあとで、達成感いっぱいのまま、ショッピングモールにあそびにいったのですが、いつもならあそんだあと「帰らない!!」と大癇癪で大変で親も疲弊するのに。

この日はちょっとごねたらすぐ帰ってくれたこと。

ほとんど始終、えがおで一日すごせました。

 

運動会という、大きな達成感と、「楽しかった!!」という強い思い、自信で、心が満たされていたから、すんなりこだわらずに行動できたのかなと。

 

これは、とても今後の参考になる発見でした。

 

うちの子への対応で一番大変なのが、この「まだ遊びたい、帰りたくない」による大癇癪です。公衆の面前で服を脱ごうとしたり、靴を脱いで投げたり、床に寝転んで大泣きしたりします。

 

もう重たい娘を、私だけではかかえてその場を離れられず、かならず外出は夫がいる時にしています。

 

でも、もしも「心が満たされていれば、癇癪をおこさずスムーズに次の行動に移れる」のなら。随分私も気持ちが楽になります。

 

気持ちが満たされるには、何かを買ってもらったり、何かを見るだけでなく、「行動して、体験して、何かをやりとげる」ってことが必要なのだと思いました。

 

(かわいいものや楽しいものをみせるだけでは、癇癪するので。

自分でなにかむずかしいことをやってみたり、というのが一番楽しいのかなと。)

 

なかなか毎回外出の度にそういうのを用意はできないけれど、今後は「体験させる」ことをさせていこうかと思いました。

 

何かの達成体験をさせる→喫茶店でお茶とデザートなどをはさむ→気持ちとお腹が満たされたら帰れる、てのが今回の癇癪がない良いパターンだったので。

 

本人が「やってみたい」といったことは、あまり心配しすぎずやらせていこうと思いました。(これまでは癇癪をおそれてあまりワークショップとかやらせてなかった。避けていた)

 

また、外で体験を安心してできるように、家で細かな作業とか、外でやるかもしれない作業をちょっと一度だけでもやらせておく、コツを掴ませておく、とかもやっておこうと思います。(ボンドをつかった工作、とか。クッキーを型で抜く、とか。)

 

支援級だと、先生や支援員さんがついているから、娘も安心して「初めての事」にとりくめるわけで。家や外出先では私が「支援者」になって、フォローして、体験させたい。

 

体験でしか、成長を促せない部分もあると思うし、体験によって学びが増えれば、今より情緒面も成長するかもしれないですね。

 

娘の場合、特に「自分に役割が与えられる」とか、「誰かのために自分が役に立つ」とか、「意義」みたいなのが大切みたいで。

 

役割や係がある方が、はりきってチャレンジできる子です。

 

それはとってもいいことだな、と私は思っていて。

自分は役とかはドキドキしてプレッシャーを感じるタイプだったし、人前に出たくない子だったので、人前に出て、先生に教わりながら、しっかり挨拶できたり、役をできたりするのは、すてきだなと。

 

学校で教わることが、勉強以外にとってもたくさんあって、親だけで子育てしなくていいんだな、ととても心強く有り難いです。

 

家で出来るのは、今後は「達成感」を感じさせながら、いろいろ体験させることかなと。

 

今後も、娘と「達成感&ティータイム」な休日を、家族でデート感覚で楽しんでいけたらと思います。

 

外出=毎回かならず癇癪、という日々だったので。

 

今回、「心が満たされればかんしゃくしない日もある」とわかって。

とっても嬉しい第一歩でした。