地方のかたすみでちょっと想う~HSPな視点から~

結婚して西日本のまあまあ田舎に住み始めました。 マイペースに地方の片隅で日々育児をしながら家事をしながら、想うことを健忘録的にかいてみます。私は HSP(ハイリ―センシティブパーソン)。娘もHSCかと思ったらASDと。

「幸せ探しの名人」になりたい

ゴールデンウイークも終わり、平常運転の日々がまたやってきました。

 

長期連休は子供は嬉しいでしょうが、親はなにかと大変で…。

特に主婦は休日でも休みはありませんね。

休日こそ、一番仕事があるような気がします。

 

「ママー!!ママー!!」と甘える娘を、旦那と交互に見るのは大変ですし、三食つくるのも大変。

特に今はコロナであまり遠出とか人が集まるところに行きづらいので、家ですごすのは小さい子がいるとヘロヘロです。

 

そんなGWですが、早起きをしなくていいので、ついつい私も夜更かしをして、スマホでアマプラをみたり、コミックを読んだりしてしまいました(笑)。

 

特にほっこりするような映画や、グルメが出てくるコミックが好きで、今よんでるうちの一つが「大正の献立 るり子の愛情レシピ」。

 

主人公は大正時代の売れない小説家の妻で、夫婦二人暮らし。

大正時代なので、まだ洋食が頻繁に食卓に並ぶほどではないですが、レシピは庶民のあいだにも出回っていたようで、主人公もがんばってつくってみたり。

(当時の書籍を参考に、当時のレシピの記述がそのまま紹介されていたりして興味深い)

 

ご主人の稼ぎが少なめなので、ある食材をうまくつかって美味しい料理をこしらえたり。

 

それで。

 

この漫画の中で、「私は幸せ探しの名人なんです!」って主人公のるり子が言うシーンがあって。旦那さんのお兄さんから「なぜ売れない小説家のもとに嫁いでそんなに楽しそうなのか」のようなことを聞かれて答えるシーン。

 

そう。確かにこのるり子さんって、いつも楽しそうなんです。

季節の食材をたのしんだり、二人の思い出の味を再現してみたり。

「安い大根でしばらくしのげるわー!」ってよろこんだり。

 

私だったら、いくらおだやかで優しい旦那さんでも、稼ぎがすくなかったらオロオロしそうだし、心配だし、将来のことが不安で自分がしっかり働いて生活を向上させなきゃ!!て思うだろうけど。

 

なんというんでしょうね、「足るを知る」というか。

あるもので工夫して楽しく過ごせているというか。

 

この時代の人はまあ物が豊富な時代ではないので、みなさんそういう傾向はあるのかもしれませんが、大変心が豊かな時代ですよね。

 

高い家電を持たなくても、ひろい家や良い車をもたなくても、ブランドのファッションでなくても、「自分が楽しくて気持ちがホッとしたり、うれしくなる」ことを楽しめる。

家族と一緒に楽しいね、うれしいね、おいしいね、と思える幸せをかみしめる。

 

とても人生において大切なことですね。

 

私はついつい、先行き不安を感じるタイプだし、娘の癇癪とかあると「このまま将来ももっと大変になるのでは」とおじけづくタイプ。

常に「もし旦那さんに何かあったらどうしよう」とか思ってたりもするし、「娘が将来1人だったら、かわいそうに、1人っ子でもうしわけない」とも何度も思う。

 

でもそれって、もしかしたらとてももったいないことをしているのかもしれません。

 

いろいろある日々の中でも、楽しみや幸せはるり子のいうように「何気ない中にある」んでしょうし。

 

将来不安を案じてる時って、目の前の良い出来事を見逃している気がするし。

 

例えば。娘は外出先での癇癪が多いですが、先日はワクチン副反応でダウンして寝込んだ私を心配して、ままごとの食事セットをもってきてくれたり(笑)、絵本を読み聞かせしてくれたり(さいこうだった!笑)。

そういう優しさも見られるように成長しました。

 

娘だって、良い所を見て欲しいと思っているだろうし。

旦那だって、みんなで今を楽しく生きようよ!暗い顔ばかりしないでよ!そのために、喜びを二人で分かち合うために結婚したんだろ?世の中にある喜びを子供にも教えてやるために子供を迎えたんだろ?って思ってるだろうし。

 

私も「幸せ探しの名人」になりたいな、と思います。

 

ただ、いきなりそんな名人にはなれないので(笑)、とりあえず、大変なことがあったら、幸せなことも一つ探してみる、というようにしてみようかと。

 

80歳のおばあちゃんになるころには、「幸せ探しマスター」の称号を与えられるようにがんばります★